転職活動は会社の人に悟られないようにやりましょう、みたいな情報は結構ありますよね
この記事では私が1社目で在籍中に犯した失敗をお話ししたいと思います
この失敗により、退職に対する罪悪感を感じてしまい、転職活動開始が遅れてしまいました。今でも後悔している経験です
同じ部署の同僚の場合
同じ部署の同僚は、自身の仕事が増えることを危惧して転職を止めてきました
入社2年目当時、頭の中は会社辞めたい気持ちと周りに迷惑がかかるという罪悪感が常に渦巻いている状態でした
ある時、仲の良かった同じ部署の同僚(A子としましょう)に転職したいとこぼしました
A子は嫌そうな顔をしてはっきり「私の仕事が増えるじゃん」と言い、嫌なこと考えるの忘れようとか、楽しいことを考えようみたいな意識を逸らすようアドバイスしてきました
実際に一緒に仕事をしている人から転職されると迷惑だと告げられると、周りの人に迷惑がかかるのがしっかりと現実味を帯びてきて、転職活動をすることに罪悪感をひしひしと感じるようになりました
結局会社への不信感が罪悪感を上回り、次の年には転職活動を始めたのですが…本当に時間の無駄でしかありませんでした
転職先が決まった後にその話をすると、当時は私が周りに止めてくれるように求めているんだと思っていたとのことでした
そんなかまってちゃんなうさぎちゃんに見えていたんでしょうか。心の中には微塵もそんな気持ちはなかったのに。もちろんA子の言葉は本心で言っていたのかは分かりませんが。
ただ、A子とは別の人ですが、同じ部署の同期は私よりも先に転職活動をしていました。会えば会社の文句を私に言っていました
ですので転職に関する情報交換もできましたし、結局私が辞めた後にその同期も転職しました
結局こういう人間とだけ転職の話をしておけばよかったんです
同期の場合
同期は、私が転職したいと考えていることを人事に教えていました
ある日人事から話聞いてあげるからその同期(B子としましょう)と一緒にご飯食べに行こうと誘われて、人事に話が筒抜けだったことを知りました
これには裏切られたような気がして愕然としながらも、B子とは同期の中では一番つるんでいたので、職場環境を変えるきっかけを提供とする親切心からかのかも?と思い何も言いませんでした
結果、何か改善されたかと言われると、何も好転しませんでした。寧ろ人事にまで話が行ってしまい、気持ち的に退職しづらくなっただけです
人事としては退職者が出るのを未然に防ぎ、同期はそれに貢献したという形になったので、2人には利益があったんでしょうね
B子には在籍中はずっと不信感を抱え続けながらもズルズルと関係は続いていましたが、退職と同時にすぱっと切りました
結論:会社を辞めそうにない人には言わない方がいい
私が持っていた業務は相談した同僚以外の人が引き継ぎました。A子の負担が増えると心配していたことすら杞憂でした
会社の心配なんて要りません。結局人ひとりいなくなっても会社は回ります。退職者のせいで業務量が増えた人間がいたとしても、それは業務分担を上手いことできない会社のせいですし、嫌ならあなたも辞めれば?ということになります
A子とB子は会社でうまく立ち回ることで自身に降ってくる業務量を減らすタイプの人間だったので、会社に大きな不満がなかったのだと思います。この2人にとっては良い会社だった可能性は高いです
しかし会社辞めるの勿体ないよ?という親切心もゼロではなかったかもしれません
会社を辞める気がない人からしたら、会社の愚痴を聞かされるのも煩わしいですし、時間の無駄です
相談する人とされる人の双方に不利益しかありません。少なくとも会社に不満がない人には会社の不満はいうべきではないと学びました
最後に
会社に求めるものや、我慢できることと我慢できないことは、ひとそれぞれなんです
でも。もしあなたが会社に我慢できない不満があり、何度も何度も考え、転職しようと決断したのであれば、一番に尊重すべきは自分の考えです
人の言葉に流されやすい人は、辞めるなと言われて揺らいでしまうくらいなら人に言わずにさっさと転職活動してしまった方が良いかもしれません。少なくとも私はそうでした
転職活動中は多くの会社の求人に目を通しましたが、当時の会社で担当していた業務内容はやりがいを感じることができていいなとか、給料水準は結構高いなとか、それまで気づかなかった良い面も見えてきました
ですので、当時は悩んでうじうじすることに時間を費やすくらいなら、求人を調べてみて、他の会社と比較してみて、客観的に自分の会社を眺めることによって思考を整理することに時間を使うべきでした
皆様もくれぐれもこんな時間と労力の無駄をしないようお気を付けください
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